クルーズ船で働く-豪華客船のクルー生活あれこれ-

クルーズ船クルーの生活やクルーズ船での職探し、採用〜乗船に至るまでのことや、転職活動やその他諸々に関して体験に基づいた感想や意見を書いています。DMはTwitterで受け付けています→船ガール

クルーズ船クルーに向いている人

クルーズ船のクルーになるための絶対条件 -

それは英語を話せる事。(業務がこなせるレベルで)

 

それではいったいどんな人がクルーズ船クルーの仕事に向いているのだろうか?

 

環境の変化に対応できる人

船では人の入れ替わりが激しいです。

毎週のように、誰かが乗ったり降りたりします。職場環境はめまぐるしく変わります。同僚、直近の上司、関連部署の管理職、中間管理職クラス。

 

もちろん人が変わると仕事のやり方も変わることが多いです。同僚や直属の上司が変わると自分の職場環境に影響します。特に支配人にあたるポジションの人が変わる仕事の方向性や、やり方がガラリと変わります。”今までのボスはこのやり方でよかったのに新しいボスで同じようにやったら怒られた”ことも多々あります。

 

また、ほとんどのクルーズ会社は船をいくつも所有しているので休暇後にまた同じ船に戻るとは限りません。船が違えば労働環境も仕事のやり方も違ったりしますまた、船の規模が違えば部署の構成人数も変わってきます。例えば大きい船には中間管理職のポジションがあるけれど、小さい船だと自分と直属のボスだけ。。。などです。

また、どんないいチームや上司に恵まれてもそれは長くは続かないのです。反対に嫌いなやつやイヤな上司がいても数か月我慢すればいなくなると考えることもできます。

 

なので安定した環境を好む方には向いていないと思います。クルーズ船のクルーとして働くにはめまぐるしく変わる職場環境の変化、に対応していける能力と精神力が必要です。

 

 

体力とストレス耐性がある

乗船中は毎日仕事で休むことはできません。体力勝負で結構過酷な環境なのです。また毎日休みなく働いているとストレスもかなり溜まってきます。面接で「あなたのストレス発散法は?」「ストレスには強い方だと思うか」などと質問されるくらい会社もストレス耐性をきにしているようです。病弱だったり、体力やストレス耐性に自信のない人にはあまりお勧めできません。

 

忍耐力

乗船準備はかなり時間も手間もお金もかかるし、日本の場合はクルーズクルー斡旋のエージェントとかがないので乗船準備はクルーズ会社と連絡をとりながら自分でしなければなりません。(資格、書類集めは本当にしんどかった。)

クルーズ船クルーの仕事探し。業界内で転職した話-必要書類集めパート1-

クルーズ船クルーの仕事探し。業界内で転職した話-必要書類集め パート2-

クルーズ船クルーの仕事探し。業界内で転職した話-必要書類集めパート3

 また、日本では稀な職業なので、壁にあたることもかなりあります。根気よく一つ一つに対応できる忍耐力と問題解決能力が必要です。

 

 

 型にとらわれず柔軟な考えが持てる人

クルーズ船では10か国以上の国の異なるバックグラウンド、文化圏の人間が働いています。日本の常識が通用しないことばかりです。文化も違えば教育のレベルも違います。これくらい言わなくても常識だからわかるだろうとかは通用しません。お互いの文化を尊重し、理解しながら仕事、生活を共にしなければなりません。 

しかし、多国籍な環境でしかできない経験があるのも確かです。

 

旅好きな人

仕事はキツくてつらいけど、いろんなところに行けるのは最高!!といったモチベーションはクルー生活を支えてくれます。やっぱり同僚達も乗船中の外出だけでなく、バケーションを利用して色んなところに旅行したりする人が多いので、クルーズ船クルーの仕事には意味旅好きが集まるのかなーという印象を受けました。

 

以上、私が考えたクルーズ船クルーに向いていると思う人でした。ただ、クルーズ船で働きたい!という気持ちがあって英語がそれなりに話せたらほぼ誰でも働けるので、性格的に向いている向いていないは気にしなくても大丈夫です。

ご意見、ご質問等あればコメントください!

 

最後に、泳げなくてもクルーにはなれます!!

泳げない友達もいっぱいいます。