クルーズ船クルーが教える船酔い止め薬の役立つ情報
豪華客船でクルーズ旅行に来たのに船酔になんてなりたくありませんよね。船酔い対策の王道はやっぱり酔い止めです。今回はクルーズの船旅で役に立つ酔い止めについてのマメ知識を私の経験も交えてお伝えします。
そもそも船酔いって何?原因は?
原因は?
船酔いとは、ざっくりいえば船の揺れのせいで具合が悪くなることですが、ウィキペディアでは以下のように定義されています。
乗り物酔いとは、乗り物の揺れや加速・減速などの加速度によって三半規管が刺激されることで起こる、自律神経の失調状態である[1]。学問的には動揺病あるいは加速度病と呼ばれる 。
船酔いの症状
具合が悪くなる、具体的には以下の症状のどれかひとつでも当てはまれば船酔いしていると言えるでしょう。以下乗り物酔い - Wikipediaより抜粋。
頭重感 / あくび / 生つば / 吐き気 / 顔面蒼白 / 手足の冷感 / ふらふら感 / 冷汗 / 嘔吐
船酔いになるならない、症状の程度は個人差もかなりありますし、同じ人でも体調によってかなり左右されます。
私自身も、すごく揺れているのに全く平気な時もあれば、あんまり揺れていないのに具合が悪くなることも有ります。
同じ程度の揺れでも、ちょっと頭が重いなーという程度で治まる場合と、ひどいときには、冷や汗+顔面蒼白+吐き気+嘔吐が同時進行の時も有りました。(というか上の症状全部!!)
冷や汗+顔面蒼白+吐き気+嘔吐 ここまで症状が出るともう地獄です。
「You are so white! Are you okay!?(顔すごく青白いけど大丈夫!?」
うん、全然大丈夫じゃない(+o+)。
正直仕事どころじゃない。
でも働かないといけないんですね。クルーだから。。。
因みに最強に船酔いした時は飲み会で飲まされすぎた人みたいに、トイレに行って、マーライオンして何食わぬ顔で戻ってくるのを繰り返します。
そこで、頼りになるのが酔い止め!
酔い止めについて
酔い止めはどこで手に入る?
日本の薬局やドラッグストアで簡単に購入できますが、クルーズ船内でも入手可能です。ほとんどのクルーズ船ではフロント(レセプション)で酔い止めをもらうことができます。
酔い止は英語でなん言うの?
Seasickness pill (シーシックネス ピル)とか mosion pill (モーションシックネス ピル)とか言うと通じます。
酔い止めが必要になったらフロント使える表現です。
Can I have some seasickness pill?
(キャノ アイ ハヴ サム シーシックネス ピル)
(酔い止め下さい。)
また、酔い止めを貰う際には(お薬の種類によっては1回に何錠服用するか、服用の間隔(何時間おきに服用するか)を聞きましょう。
- How often should I take.
(ハウ オッフン シュド アイ テイク ディス)
(どのくらいおきに薬を服用すればいいですか。)
- How should I take the pill.
(ハウ シュド アイ テイク ザ ピル)
(どのように服用すればいいですか)
海外クルーズ船で船旅をされる方は覚えておくと便利です。
よく効く酔い止めの飲み方
- 空腹でのは避けましょう。
- 出航前(30分~直前)、もしくは少しでも体調の変化に気づいたらすぐにできるだけはやく酔い止めを服用しましょう。
悪天候が予想されると注意喚起があった場合や酔いやすいと自分でわかっている人は事前に服用しておくのもいいでしょう。
また、航海中に急に揺れることも有るので、その場合は揺れ出してすぐや、体調の異変を少し感じてからでも遅くは有りません。
私の場合はふらふら感や頭重感を感じた時点で酔い止めを服用すれば効果は感じられます。
ただし、注意してほしいのが、吐き気を感じるレベルになってしまうと服用しても効果はあまり期待できないということです。
それでも飲まないよりはマシかもしれないので一応飲むことをおススメしますが、私の経験上、効くかどうかは微妙です。
何を隠そう、私、酔い止めを飲むのが遅すぎてマーライオンになった経験が数回あるのです。。。
酔い止めの副作用は?
重篤な副作用は今まで見聞きしたことはありませんが、人によっては眠くなるお薬もあります。
妊娠中の方、服用中のお薬がある方は旅行会社を通じてどんなお薬が船にあるのかを確認し、医師に問い合わせる事をお勧めします。
因みに、酔い止めを飲んだらお酒を飲まない方がいいのかよく訊かれるのですが、基本的に酔い止め服用時の飲酒はおススメしません。
酔い止めだって「薬」ですもん。
何かあっても責任取れないので、私たちクルーとしての答えは「ノー」です。
まとめ
酔い止めは出航30分前~直前のタイミングか、ふらふら感、頭重感を少しでも感じた時点でできるだけすぐ服用しましょう。服用のタイミングが遅いと結局つらい思いしてしまいます。←(経験済み)
酔い止めを活用して楽しい船旅/SHIP LIFEをお過ごしください!
酔い止め以外の船酔い防止・予防法はこちらで紹介しています↓↓↓