外資系クルーズ会社のナナメウエ人事担当にまつわるエピソード-その1:出発前夜にサプライズ国際電話-
外資だからかどうかはわかりません。
あくまで私の個人的なイメージです。
日本は諸外国に比べて手続きとか段取りがきちんとしていると思います。
特に
はじめて勤めたクルーズ会社は、事前情報もあまりなく、色々杜撰でかなり大変な思いをしました。
まず、窓口となっている人事担当がヘッポコ。
(親しみを込めてエンゼルさん(仮名)と呼ぶことにします。)
そして、その会社自体のシステムもしっかりしていなさそうだし、人手不足感もひしひしと伝わってきます。
面接や、メールのやりとりで、この会社(とこの人)大丈夫かなーと心配していましたが、嫌な予感が見事に的中しました。
事前情報の少なさ
重要事項も口頭で伝えられるのみ
急な日程変更
窓口となる担当者のエンゼルさんが必要な情報を知らなさそう&理解してなさそう。
メールも色々な人から送られてきて、誰に何を聞くべきかわからず混乱しました。
事前にメールで与えられた情報
・トレーニングは8日間
・乗船10日前に健康診断をしなければならないということ
・乗船日に関しては会社から指示があること
・渡航費と滞在費は会社持ち、受講料、健康診断料は自腹
・トレーニングを受けるための健康診断があること。
・持ち物
さて、
出発の前日の夜に事件は起こりました。
結局最終日まで前職に出勤していた私は20:00くらいに帰路に着き運転をしていました。
すると上海から国際電話が。。。
出てみると、なんと一次面接と渡航、乗船準備でやりとりをしている人事担当エンゼルさん(以下:エ)からでした。
エ:レイチェルさんのトレーニングの日程が延びました。(流暢な日本語)
私:はい?(心の声:え、日本喋れるんかい)
エ:4/3〜4/12→4/3〜4/19になりました。飛行機とホテルは手配します。
私:はい。。
エ:それからレイチェルさんには4/21に乗ってもらいたいのでフィリピンから直接乗船地に行ってもらいます。10日前健康診断もフィリピンで受けてください。大丈夫ですか?
私:(は?!)2〜3日帰って来れたりしないんですか。
エ:現場ができるだけ早くレイチェルさんに来て欲しいって言っています。時間がないんですよ。
私:(これ拒否権ない感じ?)えっと、じゃあわかりました。直接乗る準備をして来ます。
というわけで出発前夜にかかってきた一本の電話で4/1に日本を離れたきり5ヶ月間戻れないような状況になりました。
そんなこともあろうかと買い物や荷造りをしていたのが不幸中の幸い。。。
この事件以降、エンゼルさんへの信頼は皆無になりました。
翌日私は不安を抱えつつ、トレーニング地のフィリピンへと旅立ちました。
そして、フィリピンに到着してメールを見るとエンゼルさんから今回採用された全員に、”トレーニングが追加で2つ必要です。費用はそれぞれ以下の通りです。”というメールが来ていました。費用がいきなり追加になってみんな怒っていました。
後でわかったことですが、エンゼルさんは乗船に必要書類を全て把握しておらず、わかった時点で慌ててミスの埋め合わせをするために慌てて調整しするために電話をかけてきたのでした。
しかし、まだまだこれは序の口でした。
このフィリピン生活、初乗船の体験を通じて、不測の事態を未然に防いだり対応する能力が身に付きました。
この後もエンゼルさんにまつわるびっくりエピソードについてときどきアップしていきたいと思います。